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情報工学専攻のカリキュラム

教育目的

情報工学専攻は、 計算機科学と情報技術の先端的分野を支える確かな基礎学力と深い専門性を身につけた技術者の育成を目的とします。 このため、学ぶ力、考える力、表現する力とコミュニケーション能力の修得を目標としています。

教育プログラム

情報工学専攻は、情報工学コースと、連携先進創生情報学教育研究プログラムに属する人間創生情報学コースと社会創生情報学コースの3つのコースから成っています。 連携先進創生情報学教育研究プログラムは、更なる実践性と産業界からの要請に応えるべく、 先導的ITスペシャリストを養成する目的で、 平成20年度に茨城大学、宇都宮大学、埼玉大学、群馬大学の4大学の連携で創設されました。 本専攻に入学した学生は、本人の希望と指導教員の許可により、 人間創生情報学コースと社会創生情報学コースのいずれかに参加できます。

情報工学コースは、大きく2つの分野、情報科学分野と情報システム分野の教育と研究を行なっており、 このうち情報科学分野では、アルゴリズムの設計と解析、オートマトンと形式言語理論、 離散数学等の計算機科学の基礎理論及びプログラミング言語処理、プログラミング方法論、 ソフトウェア工学、オブジェクト工学、知的データベース、情報ネットワーク、自然言語処理、 Webシステム等のソフトウェア開発に関する先進技術の教育と研究を、 また、情報システム分野では、計算機方式の基礎的な問題、知識・概念処理、仮想現実感、 パターンの近似・分析の理論、通信の方式と理論、情報セキュリティ、 人間-機械系におけるヒューマンインターフェイス、画像理解の理論とその応用、 Webアプリーケーション応用等のシステム開発に関する先進技術の教育と研究を進めています。 これら2つの分野は各々に対応する情報科学系科目群と情報システム系科目群に分かれて教育を進めており、 情報科学系科目群は更に計算機科学とソフトウェア工学に、 情報システム系科目は更に知能・通信システム工学とコンピュータシステム工学に分かれています。

人間創生情報学コースは、ITの諸技法を理解したうえで、人間とシステム・情報の関わりかたを調査分析し、 IT環境が支援する人間生活の安全性・経済性・快適性設計と構築に寄与できる素地を養成します。 具体的には有線/無線ネットワークへのアクセス、GUIを基本としたヒューマンインタフェースならびに、 LSI設計技法、ICタグ操作、AD/DA変換操作、画像入出力操作等の組込みシステム技術を相互に組合せ、 システム・メディアと人間が円滑にコミュニケートすることによる、教育現場、職場生活、車載、医療、福祉、 家庭生活を含めた安全で経済的な人間の生活シーン構築を支援する手法/技術とそれらの基盤となる各種問題解決(ソリューション)の手法を広く教育研究していきます。 本コースの特徴は、産学連携の素地を習得したうえで、 人間とシステムに関わる新技術によるビジネス化を指向することにあります。

社会創生情報学コースでは、ITの諸技法を理解したうえで、ITを取り巻く社会・経済・環境を調査分析し、 ITの新たな切り口による事業のモデルを創造できる素地を養成します。 具体的には、各種産業、ビジネス、交通、エコ・環境保全がITにより有機的に連携・機能するモデルの構築、 ならびに(他のビジネスのためのITではなく)IT自体をビジネスの新たな切り口とするため、 実社会の情報のWEBサービス利用によるデータベース化の理解や、 インターネットを含むメディア情報の流通と処理のしくみの理解を基本とし、 これを新たなビジネスの創生、経済・社会動向の調査、交通、環境整備、防災等の事業に役立てる技術と手法について広く教育研究していきます。 本コースの特徴は、産学連携の素地を習得したうえで、 社会と情報に関わる新技術創出およびそのビジネス化を指向することにあります。

履修モデル

情報工学コースは、 主に情報科学系科目を履修するモデルと、 主に情報システム系科目を履修するモデルを推奨しています。

情報科学系科目を主体とするモデルでは、計算機科学分野の科目である「アルゴリズム解析特論」、 「情報数理特論」、「計算数学特論」、「情報科学特論」、「データマイニング特論」、 「理論計算機科学演習」のなかから3科目以上を履修し、 同時にソフトウェア工学分野の科目である「インフォメーションモデル論」、「オブジェクト工学特論」、 「エンタープライズソフトウェア工学演習」、「情報ネットワーク演習」、「組込みシステム開発論」、 「コミュニケーション科学特論」から3科目以上履修するのが望ましい。 これに加えて情報システム系科目から興味のあるテーマについて数科目履修することを勧めます。

情報システム系科目を主体とするモデルでは、 知能・通信システム工学分野の科目である「システム工学特論」、「人工知能特論」、「計算機知能演習」、 「並列分散処理特論」、「通信方式特論」から3科目以上を履修し、 同時にコンピュータシステム工学分野の科目である、「情報セキュリティ」、 「ソフトウェアビジネスモデル論」、「ヒューマンインタフェース設計演習」、「ネットワークとWeb」、 「Webサービス設計演習」から3科目以上履修するのが望ましい。 これに加えて情報科学系科目から興味のあるテーマについて数科目履修することを勧めます。

人間創生情報学コースと社会創生情報学コースの履修モデルでは、 基礎的なA群科目の上に、主に、それぞれの専門的科目群であるB群あるいはC群を中心にして、 共通的な科目群であるD群からも選択的に履修し、 必修の情報産業インターンシップおよび修士論文研究の科目を履修することになります。 基礎的なA群には、コンピュータアーキテクチャとOS、UNIXとWindows、ソフトウェア概論などがあります。 人間創生情報学コースの特徴であるB群には、組込みソフトウェア工学、リアルタイム組込みシステム開発論、 リアルタイムプログラミングとリアルタイムOS、 ネットワークプログラム設計、LSI設計・開発技術演習などがあり、 社会創生情報学コースの特徴であるC群には、インフォメーションモデル論、ネットワークとWeb、 情報セキュリティ、ソフトウェアビジネスモデル論、ヒューマンインタフェース設計、WEBサービス設計演習、 エンタープライズソフトウェア工学演習、ソフトウェアビジネスモデル開発演習などがあります。 また、両コースに共通的なD群には、 ITマーケティング論、 知的所有権特論、 開発コストと原価管理、 開発スケジュール管理・マネージメント、 開発の安全/セキュリティなどがあります。